果たしてその赤い棘の正体は・・・・!?
あ、今回はイラストないです
(ちょっと力尽きたのでww)
※すみません、帰ってきてからコメ返しします
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ドンドルマの集会場にハンターが集められた
かなり物々しい雰囲気で緊迫感も漂う
その中に左官達もいた
先日、左官達が持ち帰ったあれに関する
発表があるとのことでドンドルマに住むハンター
全員集まるようにお達しがあったのだ
手練れのハンターも大勢いるなか
古龍観測所の責任者からあることが告げられた
「先日、左官チームが持ち帰った赤い棘のようなものは
解析の結果、毛が硬質化したものであると確定した。
しかもその強度は鋼並に強固であり、これほど硬化した
毛を有しているモンスターは古龍観測所の記録にはいません」
集会場がざわついた
古龍観測所の記録にないということはつまり
新種の・・・しかも強大な力を持つモンスターがいると
正式に断言されたようなものだからだ
責任者は更に言葉を続ける
「そして彼らは直接の接触がなかったものの
その影、痕跡が発見されたのはいづれも未知の樹海の奥地
この辺りに恐らく未確認モンスターがいると仮定される。
その調査を実行するにあたり、調査員をハンターから募集したい
狂竜化モンスターを一撃で葬り去るほどの力を持ったモンスターだ
命がけの調査になることが想定される。勇気あるハンターの
御協力をお願いしたい、志願者がいれば前へ出てくれ」
左官が前へ出ようとするとるりが引き止めた
「どうしたんですか?」
「ねぇ、その調査に同行する前に彼に話聞きにいなかない?
人間が知らないこと知ってるかもしれないよ?」
「あぁ・・・なるほど、分かりました」
左官は人混みの中からhiroを見つけると
誰にも気付かれないように彼に耳打ちをした
それにhiroも同意し、5人は悟られないように
静かに集会場を後にした
ただそれに唯一気付いた人物がいた
少し怒ったようにほほを膨らませる
━─━─━─━─━─
「なるほどな、確かに彼なら何か知っているかもしれないな」
「そうでしょ?ぴよさんも一緒に行こうよ!
あの子ぴよさんのことすっごく心配していたから
姿見せれば間違いなく安心すると思うし」
「まぁ戦うわけではないから・・・いいか」
「しかし・・・・本当に知っているかな?」
「あのモンスターのことは知らなくても人間が知らない
別の情報を持っているかもしれないでしょう?
行く価値はあると思いますけど?」
「それもそうか」
5人が準備を進めているのを見ていた砂肝
砂肝にるりが「君絶対秘密を言わないって自信ある?」
といつもは見せない形相で問いただす
「も・・・勿論です!人の秘密を言うなんて最低ですから」
「分かりました。では、原生林に行くので準備をして下さい」
「え?原生林ですか?未知の樹海じゃなくて?」
砂肝が不思議に思っていると左官が
調査に行くのではなく知り合いに会いに行くの
だと説明してくれた
しかし原生林に知り合い?ますます意味が分からなくなる
そして全員の支度整い、これから出発!といったとき
誰かが物凄い勢いで玄関に走り込んできた
「元気デスカーーー!!!」
「わぁっ!めっちゃビックリしたーーーー!!!」
フランキーが突然左官達の前に現れた
予想外の登場に全員目が点になってる
ぴよが「どうしたんだ?」と尋ねると
フランキーは不機嫌そうにこう答えた
「だって狡いだろ!?って全然知らない人もいたーーー!!!」
「あ・・・やあ、貴方は大剣使いのフランキー氏か。
初めまして、hiroと言います」
と、hiroが挨拶をするとさっきとは打って変わって
壁越しに話し始めた、ほんの少しだけ顔をのぞかせている
「(フランキーさん知らない人がいると途端にこうなりますね)
大丈夫ですよ、hiroさんは私達の狩り友です
砂肝さんもとてもまじめな方ですし安心して下さい」
そう左官が言うとゆっくりと出てきたフランキー
しかしやはりさっきとは違いかなり大人しい
「は、初めましてフランキーです。よろしく」
「よろしくお願いします!砂肝です」
「で?何しに来たんだ?フランキーさん」
ぴよが再度尋ねると思い出したように話し始めた
「狡いぞ!皆、あの爪痕見つけたの俺なのに
その後の調査にも一緒に行こう~とも何にも言わずによ
今回も自分達だけで行くつもりなんだろうと思って
こうして直々に来たんだ!抜け駆けは許さないぜ
今日は無理矢理でもついて行くからな!」
「今日は調査に行くわけじゃないのよ?」
「問答無用!」
と、半ば強引にフランキーも同行することになった
翠に留守を任せて行くことになったがかなりの大人数である
ギルドには適当な理由をつけたが馬車の中は普段は見ない
窮屈なものになっていた
「えーとね、今回は話を聞きに行くだけなんだけど
砂肝さんもフランキーさんも今日見たことは絶対に言わないでね」
「何だよ?それ何回も言うけどそんな凄いことなのか?」
「そうよー。間違いなく死ぬほど驚くからね」
二人ともそれの意味が全く分からないまま原生林に到着した
どんどん歩を進め、付いたのはギルドが決めているエリアの一番奥
こんなところに本当に知り合いがいるのか?
話しを聞きに行くと言っていたが、人がいる気配はない
「ここら辺でかな?よーし、じゃあ呼ぶよー」
るりは深く息を吸い込み、大きな声をあげた
「真夜ーーーーー!!!獅優ーーーーーーー!!!
遊びに来たよーーーーー!!!!出てきてーーーーーー!!!」
すると原生林の奥から何者かの咆哮が聞こえた
「良かった、ちゃんと聞こえた」とまるが言っているが
砂肝とフランキーは凍り付いていた
今聞こえたのは他ならぬ金獅子ラージャンの咆哮だと・・・
少し待つと走って何かが近づいてきた
そして姿を現したものに再度2人は凍り付く
「左官、るり、まる、ぴよー!久しぶり
あ、hiroもいる、こんにちわ」
「おお、真夜ちゃん。少し大きくなったかな?」
『元気そうだな』
「ええ、真夜も獅優も元気そうでなによりです」
おもむろにぴよへ顔を向ける獅優
それに気付いたぴよは獅優の体に触れる
『良かった・・・。ちゃんと治ったようで』
「心配かけて済まなかったな。
獅優も元気になってるようで安心したぜ」
和気あいあいな5人と2頭とは引き替えに
凍り付いたまま動けない2人・・・
それに気付いた左官が慌てて説明する
「遅くなりましてすみません。こちらが私達が育てている
森守龍オルディーオの子供の真夜とこちらが
真夜の師であるラージャンの獅優です」
「獅優はラージャンとしてはまずいない大人しい個体なの
だからほら、こんなことしても怒らないよ?」
るりが獅優の耳をちょっと痛めに引っ張った。
普通なら怒りそうだが獅優は嫌がった程度
それもあれだが、るりが全く恐れる気配なく
ラージャンの顔に触れているのが2人には理解不能だった
そして人の言葉を話す見たこともないモンスター
「もう止めてー俺達の脳はすでに限界ですーー」
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
左官達は事の成り立ちを分かりやすく2人に話した
そのことはなんとか理解したのだが、
話しの最中、ラージャンがるりやぴよに甘えるような
仕草をしているのが気になって仕方なかった
『で、今日はどうしたんだ?こんなに大人数で・・・
ただ遊びに来たのではないだろう?』
「お!察しがいいね獅優。実は真夜と獅優に聞きたいことがあってさ」
「真夜と獅優に聞きたいこと?」
左官達は今起こっている異常事態について獅優と真夜に話した
すると狂竜化モンスターが何者かにやられているのは耳にしていたという
しかし誰がそれをやっているかは全く分からないとのことだった
狂った者と鉢合わせしないようになるべく安全なところで
真夜の修業をしていたそうで、獅優と真夜も見てはいなかったのだ
「役に立てなくてごめんね皆・・・」
「気にしなくていいよ、貴方達の無事が確認できただけでも
こっちは万々歳だしね♪」
「そこにいる砂肝さんはそいつと一度会ったそうなんだけど
僕達が見たときもかなり遠くて砂肝さんもあることのせいで
姿をよく覚えていなくてね・・・唯一分かっているのは
そいつが銀色の一本角を持っていたということくらいなんだ」
『銀色の・・・一本角!?』
それを聞いた瞬間、獅優の顔色が変わった
『いや・・・まさか・・・な』
「どうしたんですか?何か心当たりでもあるんですか?
些細なことでもいいので言って下さい」
違うかもしれないと左官達に訊いたのだが
小さいことでもいいから教えて欲しいと頼み込まれてしまった
少しの間沈黙が続くと獅優が口を開く
『我が獣の種にだけ伝わる伝説があってな
そこに登場する者が銀色の一本角を持っているんだ
ただ、伝説ではその者は誰にも干渉されぬ深い地の底で
長い眠りについているということなのだが・・・』
そんな伝説があるのか!?
全員がその伝説について詳しく知りたいと願い出るが
獅優もそこまで詳しくは分からないとのこと
しかし知りうる範囲でなら・・・と話しを続ける
『大昔、獣の種に危機が訪れたことがあったらしく
それを救ったのがその銀色の一本角を持つ獣だったという
その者はあまりに強大な力を持つ故、普段は鎮座し、
世界の行く末をただ静かに見守っている
しかし獣の種に危機が訪れたとき立ち上がり、敵を殲滅する
その伝説からその者は”獣王”と呼ばれており、
あまりに長い間語り継がれた伝説から神格化され
神に等しい存在とも言われているそうだ』
「・・・・獣王・・・・」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あ、今回はイラストないです
(ちょっと力尽きたのでww)
※すみません、帰ってきてからコメ返しします
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ドンドルマの集会場にハンターが集められた
かなり物々しい雰囲気で緊迫感も漂う
その中に左官達もいた
先日、左官達が持ち帰ったあれに関する
発表があるとのことでドンドルマに住むハンター
全員集まるようにお達しがあったのだ
手練れのハンターも大勢いるなか
古龍観測所の責任者からあることが告げられた
「先日、左官チームが持ち帰った赤い棘のようなものは
解析の結果、毛が硬質化したものであると確定した。
しかもその強度は鋼並に強固であり、これほど硬化した
毛を有しているモンスターは古龍観測所の記録にはいません」
集会場がざわついた
古龍観測所の記録にないということはつまり
新種の・・・しかも強大な力を持つモンスターがいると
正式に断言されたようなものだからだ
責任者は更に言葉を続ける
「そして彼らは直接の接触がなかったものの
その影、痕跡が発見されたのはいづれも未知の樹海の奥地
この辺りに恐らく未確認モンスターがいると仮定される。
その調査を実行するにあたり、調査員をハンターから募集したい
狂竜化モンスターを一撃で葬り去るほどの力を持ったモンスターだ
命がけの調査になることが想定される。勇気あるハンターの
御協力をお願いしたい、志願者がいれば前へ出てくれ」
左官が前へ出ようとするとるりが引き止めた
「どうしたんですか?」
「ねぇ、その調査に同行する前に彼に話聞きにいなかない?
人間が知らないこと知ってるかもしれないよ?」
「あぁ・・・なるほど、分かりました」
左官は人混みの中からhiroを見つけると
誰にも気付かれないように彼に耳打ちをした
それにhiroも同意し、5人は悟られないように
静かに集会場を後にした
ただそれに唯一気付いた人物がいた
少し怒ったようにほほを膨らませる
━─━─━─━─━─
「なるほどな、確かに彼なら何か知っているかもしれないな」
「そうでしょ?ぴよさんも一緒に行こうよ!
あの子ぴよさんのことすっごく心配していたから
姿見せれば間違いなく安心すると思うし」
「まぁ戦うわけではないから・・・いいか」
「しかし・・・・本当に知っているかな?」
「あのモンスターのことは知らなくても人間が知らない
別の情報を持っているかもしれないでしょう?
行く価値はあると思いますけど?」
「それもそうか」
5人が準備を進めているのを見ていた砂肝
砂肝にるりが「君絶対秘密を言わないって自信ある?」
といつもは見せない形相で問いただす
「も・・・勿論です!人の秘密を言うなんて最低ですから」
「分かりました。では、原生林に行くので準備をして下さい」
「え?原生林ですか?未知の樹海じゃなくて?」
砂肝が不思議に思っていると左官が
調査に行くのではなく知り合いに会いに行くの
だと説明してくれた
しかし原生林に知り合い?ますます意味が分からなくなる
そして全員の支度整い、これから出発!といったとき
誰かが物凄い勢いで玄関に走り込んできた
「元気デスカーーー!!!」
「わぁっ!めっちゃビックリしたーーーー!!!」
フランキーが突然左官達の前に現れた
予想外の登場に全員目が点になってる
ぴよが「どうしたんだ?」と尋ねると
フランキーは不機嫌そうにこう答えた
「だって狡いだろ!?って全然知らない人もいたーーー!!!」
「あ・・・やあ、貴方は大剣使いのフランキー氏か。
初めまして、hiroと言います」
と、hiroが挨拶をするとさっきとは打って変わって
壁越しに話し始めた、ほんの少しだけ顔をのぞかせている
「(フランキーさん知らない人がいると途端にこうなりますね)
大丈夫ですよ、hiroさんは私達の狩り友です
砂肝さんもとてもまじめな方ですし安心して下さい」
そう左官が言うとゆっくりと出てきたフランキー
しかしやはりさっきとは違いかなり大人しい
「は、初めましてフランキーです。よろしく」
「よろしくお願いします!砂肝です」
「で?何しに来たんだ?フランキーさん」
ぴよが再度尋ねると思い出したように話し始めた
「狡いぞ!皆、あの爪痕見つけたの俺なのに
その後の調査にも一緒に行こう~とも何にも言わずによ
今回も自分達だけで行くつもりなんだろうと思って
こうして直々に来たんだ!抜け駆けは許さないぜ
今日は無理矢理でもついて行くからな!」
「今日は調査に行くわけじゃないのよ?」
「問答無用!」
と、半ば強引にフランキーも同行することになった
翠に留守を任せて行くことになったがかなりの大人数である
ギルドには適当な理由をつけたが馬車の中は普段は見ない
窮屈なものになっていた
「えーとね、今回は話を聞きに行くだけなんだけど
砂肝さんもフランキーさんも今日見たことは絶対に言わないでね」
「何だよ?それ何回も言うけどそんな凄いことなのか?」
「そうよー。間違いなく死ぬほど驚くからね」
二人ともそれの意味が全く分からないまま原生林に到着した
どんどん歩を進め、付いたのはギルドが決めているエリアの一番奥
こんなところに本当に知り合いがいるのか?
話しを聞きに行くと言っていたが、人がいる気配はない
「ここら辺でかな?よーし、じゃあ呼ぶよー」
るりは深く息を吸い込み、大きな声をあげた
「真夜ーーーーー!!!獅優ーーーーーーー!!!
遊びに来たよーーーーー!!!!出てきてーーーーーー!!!」
すると原生林の奥から何者かの咆哮が聞こえた
「良かった、ちゃんと聞こえた」とまるが言っているが
砂肝とフランキーは凍り付いていた
今聞こえたのは他ならぬ金獅子ラージャンの咆哮だと・・・
少し待つと走って何かが近づいてきた
そして姿を現したものに再度2人は凍り付く
「左官、るり、まる、ぴよー!久しぶり
あ、hiroもいる、こんにちわ」
「おお、真夜ちゃん。少し大きくなったかな?」
『元気そうだな』
「ええ、真夜も獅優も元気そうでなによりです」
おもむろにぴよへ顔を向ける獅優
それに気付いたぴよは獅優の体に触れる
『良かった・・・。ちゃんと治ったようで』
「心配かけて済まなかったな。
獅優も元気になってるようで安心したぜ」
和気あいあいな5人と2頭とは引き替えに
凍り付いたまま動けない2人・・・
それに気付いた左官が慌てて説明する
「遅くなりましてすみません。こちらが私達が育てている
森守龍オルディーオの子供の真夜とこちらが
真夜の師であるラージャンの獅優です」
「獅優はラージャンとしてはまずいない大人しい個体なの
だからほら、こんなことしても怒らないよ?」
るりが獅優の耳をちょっと痛めに引っ張った。
普通なら怒りそうだが獅優は嫌がった程度
それもあれだが、るりが全く恐れる気配なく
ラージャンの顔に触れているのが2人には理解不能だった
そして人の言葉を話す見たこともないモンスター
「もう止めてー俺達の脳はすでに限界ですーー」
━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
左官達は事の成り立ちを分かりやすく2人に話した
そのことはなんとか理解したのだが、
話しの最中、ラージャンがるりやぴよに甘えるような
仕草をしているのが気になって仕方なかった
『で、今日はどうしたんだ?こんなに大人数で・・・
ただ遊びに来たのではないだろう?』
「お!察しがいいね獅優。実は真夜と獅優に聞きたいことがあってさ」
「真夜と獅優に聞きたいこと?」
左官達は今起こっている異常事態について獅優と真夜に話した
すると狂竜化モンスターが何者かにやられているのは耳にしていたという
しかし誰がそれをやっているかは全く分からないとのことだった
狂った者と鉢合わせしないようになるべく安全なところで
真夜の修業をしていたそうで、獅優と真夜も見てはいなかったのだ
「役に立てなくてごめんね皆・・・」
「気にしなくていいよ、貴方達の無事が確認できただけでも
こっちは万々歳だしね♪」
「そこにいる砂肝さんはそいつと一度会ったそうなんだけど
僕達が見たときもかなり遠くて砂肝さんもあることのせいで
姿をよく覚えていなくてね・・・唯一分かっているのは
そいつが銀色の一本角を持っていたということくらいなんだ」
『銀色の・・・一本角!?』
それを聞いた瞬間、獅優の顔色が変わった
『いや・・・まさか・・・な』
「どうしたんですか?何か心当たりでもあるんですか?
些細なことでもいいので言って下さい」
違うかもしれないと左官達に訊いたのだが
小さいことでもいいから教えて欲しいと頼み込まれてしまった
少しの間沈黙が続くと獅優が口を開く
『我が獣の種にだけ伝わる伝説があってな
そこに登場する者が銀色の一本角を持っているんだ
ただ、伝説ではその者は誰にも干渉されぬ深い地の底で
長い眠りについているということなのだが・・・』
そんな伝説があるのか!?
全員がその伝説について詳しく知りたいと願い出るが
獅優もそこまで詳しくは分からないとのこと
しかし知りうる範囲でなら・・・と話しを続ける
『大昔、獣の種に危機が訪れたことがあったらしく
それを救ったのがその銀色の一本角を持つ獣だったという
その者はあまりに強大な力を持つ故、普段は鎮座し、
世界の行く末をただ静かに見守っている
しかし獣の種に危機が訪れたとき立ち上がり、敵を殲滅する
その伝説からその者は”獣王”と呼ばれており、
あまりに長い間語り継がれた伝説から神格化され
神に等しい存在とも言われているそうだ』
「・・・・獣王・・・・」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇